教える能力はあまりないのですが、副教材として理解の助けになればと思い、また自分の理解力も深まるので製作しました。
本講義のゴール
軌跡と領域に関する問題は多くの大学入試数学で頻出です。 様々な背景を絡めた問題が出題されるのでわかりにくいが、多くの問題の最終目標は図示です。 大体の問題は初めの小問題で図示をさせ、後の小問題でそれを用いた応用題を出題しています。 本書では、軌跡と領域の本質的な処理方法をシンプルに解説します。 したがって本書で扱う問題は少々高難度なもので、パラメタの処理や1文字消去、二次関数の最大最小といった本質以前の内容は取り扱いません。 そのため、基礎的な内容はチャート式やFocus Gold、問題精講シリーズなどの網羅系参考書で習得しておくことをおすすめします。
本講義では1文字固定などの手法ごとに章を分けて解説しており、例題としていくつか問題を扱います。 例題として扱う問題は、実際の入試問題がほとんどであり難問題です。