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インド式より簡単なかけ算の爆速な暗算方法について解説

よりスピーディに暗算できます!

2025/03/29

かけ算のやり方にはどんなものがあるか

日常でよく使うわりに、難しく暗算ではなかなか難しいかけ算。

もちろん私たちは筆算を最もよく使うと思いますが、かけ算を毎回筆算で行うと面倒です。

ここで、インド式計算というものが一時期話題になりました。

しかし、インド式計算と多くのサイトで紹介されているものは、なぜそうなるのかがわかりずらい、暗記ベースのものなのでものすごく不便です。

また、そのような計算方法は一般性がなく、少し状況が変動しただけで使えなくなります。

ここで、今回は最も直感的な計算方法を紹介したいと思います。

私も計算しているときに自分で見つけたので名前は知りません。

これを分配算とでも言いましょう。

分配算のやり方まとめ

まずは例題です。

23×4223 \times 42

急に暗算しろといわれるとできないと思います。

ここで、分配算の登場です。

分配算ではまず、数を一の位・十の位・百の位・・・と分けます。

(20+3)×(40+2)(20+3) \times (40+2)

こうしたら、後は分配法則で計算するだけです。

分配法則は以下のようなものです。

(a+b)×(c+d)=ac+ad+bc+bd(a+b)\times(c+d) = ac+ad+bc+bd

これで展開すれば、

(20+3)×(40+2)=20×40+20×2+3×40+3×2(20+3)\times(40+2) = 20\times 40+20 \times 2+3\times 40+3\times 2

あとは計算するだけです。

結局、

23×42=96623\times 42 = 966

となります。すこしむずかしそうですが、やっていると意外と速くなっていきます。

2桁どうしの掛け算の場合の公式

一般的に上のやり方で成立するのですが、2桁どうしの場合はもうすこし簡略化できます。

2桁の数ABABCDCDを用意します。

AB×CD=(10A+B)(10C+D)AB\times CD = (10A+B)(10C+D)

であるので、分配法則で

AB×CD=100×AC+10×(AD+BC)+(BD)AB\times CD=100 \times AC + 10 \times (AD+BC) + (BD)

です。

文字ではわかりにくいので、意味で直すと、

  • 百の位は十の位どうしの掛け算
  • 十の位は相手の違う位どうしの掛け算の和
  • 一の位は十の位どうしの掛け算

です。

これを覚えればスピード自体は速くなりますが、覚えなくて良いです。

練習問題(2桁×2桁)

25×6325\times 63 40×1540\times 15 29×8229\times 82 47×2847\times 28 42×4942\times 49 52×9352\times 93 43×6643\times 66 55×5555\times 55 12×3212\times 32 37×7337\times 73

終わりに

この考え方自体は数学の基礎をそのまま使っているので、シンプルでわかりやすいのではないでしょうか。

算数ドリルなどであえて筆算せずこのやり方を鍛えてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、本サイトでは掛け算の練習をするツールを用意しているので、ぜひ遊んでみてください。

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